ここで、生まれたのね。豊かな自然に囲まれた素晴らしい環境で、お産まれになられたのね。
だから、あんなチャーミングな曲想が浮かぶのね。
と、ここでヴァンハルのコントラバス協奏曲の1楽章・冒頭部分、バイオリンとオーボエの軽快なメロディが頭の中で鳴り響く。
ハイテンションになりヴァンハルの生家の写真を撮りまくった。
電車でフラデッツ・クラーロヴェーまで行き、そこからバスに揺られ、ネハニツェについた。実は、正直に言うと、思い出してみたのだが、どこをどうやって行き、ネハニツェに着いたのか今となってはあまり記憶が無い。当時撮った写真が何枚か残っている。写真が残っていると言うことは、写真を撮るくらいの余裕があったということだろう。案外、すんなりとネハニツェまで行けたのだろう。
やっと念願のヴァンハル様?!の生家があるネハニツェに着いた。
まず、最初に町役場に行きネハニツェの地図をゲット。
そして教えてもらった住所を頼りにヴァンハルの生家を目指す。
案外、簡単にその生家は見つかった。
チェコの良いところだが、『通り』の名称や番地などが書かれたプレートがいたるところに貼付けてあるので、初めてその地を訪れても、ここが何丁目何番地というのが分かるようになっている。
いたって順調だ。
思い描いていた通りのストーリー展開。
しかも、こちらは役場で手に入れた地図もあるので楽勝だ。
作戦成功だ~、と、わくわくしながら目的の家に近づいていく。
あった!あった!あそこだ!
教えてもらった住所に着き、生家と思われる家の前に着いた。家の玄関のドアの上の方に目を上げると、うやうやしく一枚のプレートが貼られていた。
『ヴァンハル 作曲家 ヨーロッパで活躍した』
という文字がチェコ語で書かれている。おぉ、ヴァンハルの生家だ。間違いない。
ここで、生まれたのね。豊かな自然に囲まれた素晴らしい環境で、お産まれになられたのね。
だから、あんなチャーミングな曲想が浮かぶのね。
と、ここでヴァンハルのコントラバス協奏曲の1楽章・冒頭部分、バイオリンとオーボエの軽快なメロディが頭の中で鳴り響く。
ハイテンションになりヴァンハルの生家の写真を撮りまくった。