チェコ語レッスン  講師:榊原祐子

マルティヌーカルテットのビオラ奏者・イーシャ(中央)と生徒のエリシュカと記念撮影!!       
   

<チェコ語レッスンについて>

チェコ在住中にチェコ国立芸術初等学校及びプラハ市立音楽学校の講師としてチェコ語でチェコ人学生に音楽を指導した経験をいかして、渡航前語学研修としてのチェコ語会話と文法初級指導の他、チェコ語でのピアノ実技レッスン、チェコ語歌曲の発音指導をいたします(Dvořák作曲オペラ「ルサルカ」、「ジプシーの歌」など)。

常時開講しているクラスはなく、受講希望者それぞれの学習目的を最優先にして学習プログラムを組み、その都度日程を調整してレッスンの日取りを決めます。

 

チェコ語はスラブ語族に属し、ロシア語、マケドニア語、ポーランド語などに似ています。チェコ人、スロヴァキア人、ポーランド人、マケドニア人、ロシア人が集って自国の言語で話せば、なんとなく話が通じます。

ちなみに日本語はウラル・アルタイ語族で、ハンガリー語、フィンランド語、日本語が属し、文法的に近いそうです(私にとっては、ちんぷんかんぷんですが・・)

チェコ語には隣国であるドイツの言葉なども取り入れています(特に動詞)が、いずれにしても日本人にとってはなじみのない言葉ばかりでかなり遠い言語です。

ドイツ語の格変化が4格に対しチェコ語は7格です。ドイツ語や英語には不定冠詞がありますが、チェコ語には不定冠詞はありません。7格の格変化は、名詞、代名詞、数詞、形容詞、人名などすべてに当てはまり、語尾が変化します。

 

<チェコ語レッスンFAQコーナー>

Q1:チェコに音楽留学するのにチェコ語を勉強したほうがいい?

A:もちろんチェコ語を勉強してからチェコに渡るに越したことはないのですが、チェコ語の文法はとても複雑なため、マスターするのは大変なエネルギーと時間が必要で、さらに言うならば相当な熱意と必要性に迫られていてはじめて成し得ることです。

もし留学が1-2年ほどの期間であるならば、まずは英語を流暢に話せるように訓練してレッスンや大切な交渉ごとは英語でこなせるようにしておき、さらに日常の会話、つまりスーパーでの買い物やレストランの注文など、に役立つ程度のチェコ語会話力を身につけておくのが早道です。チェコ語のスペルを読めるようにしておくだけでも、心強いでしょう。

もしチェコ留学にとても熱意があるのでしたら、渡航前にチェコ語をある程度勉強しておくことをお奨めします。チェコ人の音楽家のほとんどは英語が話せて、英語での指導ができますが、はやり母国語での指導のほうが表現が豊富でレッスン内容は深いものになります。

 

将来的に社会人として生活する可能性もあるのであれば、会話力もさることながら読み書きも含めたチェコ語の語学力は必須となりますから、その場合は渡航前から初級の文法程度を身につけていくことをお奨めします。異国での初めての生活は、外国人としての手続きなどの雑事も想像以上にあり、それに加えてレッスンも始まると語学学習よりも本業の学習に追われてしまいます。渡航前にチェコ語文法初級程度を頭に入れておくと、チェコで暮らし始めてからチェコ語漬けの毎日になり、語学力の上達度に差がつきます。また、チェコに行ってからのチェコ人とのネットワーク作りがとてもスムーズになります。

 

Q2:独学で文法学習をはじめたいのだけどどんな本があるの?

A:日本にいて日本人が日本語でチェコ語文法を学習する場合は大学書林 石川達夫著「チェコ語初級」がいいです。この本を一冊学習するとかなり力がつき、チェコ語を話せないにしてもとりあえず頭で文法が理解できているとスムーズに留学生活をはじめることができるでしょう。

 

Q3:チェコの語学学校ではどんな本を使っているの?

A:語学学校にも色々ありますが、カレル大学の外国人対象チェコ語集中コースや国立語学学校などに行く人が多く、そこで使う本は英語で書かれています。

まず挨拶などの表現、主格の1格(これは~です、そこに~があります)を学び、次には目的格の4格(私は~を持っている、私は~を知っているなど)を学び、徐々に他の格、数字、時計などに進んでいきます。

それらの本は、「すぐに使える会話」を目指していますので、日本語で書かれた「チェコ語初級」での文法学習とはシステムが全く異なっています。 ご希望の場合は、チェコの語学学校で使用している教科書(英語版)を取り寄せて、学習することもできます。

 

Q4:チェコで生活していればチェコ語もできるようになる?

生活していればチェコ語に触れる機会が増えて、覚えられる単語やフレーズも増えてくるのは確かですが、時の流れに任せていても語学力の習得にはなかなか結びつかないです。

日本人には漢字の文化があり、日本人の脳は母国語を習得する際も読み書きの訓練にもかなりのウェイトをおいて学習してきました。ですから、外国語学習の際も読み書きの訓練をしながらのほうが頭に入りやすく、そうして身につけた力は維持するのも容易です。

一方、会話主体で外国語を習得しようとすると、文法の規則性などに気づくことが後回しになり関連付けて覚えることができません。学んでいるときは頭に入ったような気になりますが、整理して覚えていないので抜けやすいです。会話ではじめるほうがとっつきやすく感じますが、結果としてはかえって回り道になります。また現在は異国間コミュニケーションツールとしてEメールが主流になっており、文法を勉強して「文章を書けるようになる」ということはとても重要です。