ヴァンハルの生まれた故郷『ネハニツェ』vol.3

ヴァンハルの生家の窓に人影がある。??????

 

 

ん?・・・・人が、住んどるがね・・・・・(By 名古屋弁)

 

 

こちとら、わざわざ極東の國・おもてなしのアジアの國・日本から(ほんとはプラハからだけど)やってきた日本人だ。

 

現地のチェコ人も自分と同じくらいヴァンハルを崇拝し、大切にしていると勝手に思い込み、生家の周りにはお祭りの縁日よろしくヴァンハル饅頭やヴァンハルせんべえ、どこから切っても顔がみえるヴァンハル金太郎あめ(そんなものあるか?!)、ヴァンハルラーメンが売っており、そして、その縁日の横にはヴァンハル様の銅像が堂々と鎮座し、さらに、その奥にはヴァンハル資料館、ヴァンハル記念館、そして最後に栄光のゴール!ヴァンハルの生家がど~んと、そう、ど~んとあるのでは、というイメージで期待に胸を膨らませてきたわけだ。

 

しかしヴァンハルの生家にはプレートが1枚貼ってあるだけ。

 

しかも、人が住んでいた。

 

生家は資料館になっているわけでもなく、ヴァンハル記念館も、銅像も、せんべえも金太郎飴もラーメンも一切無かった。

 

恐らく日本に帰国してしまえば、二度と訪れることはない千載一遇のチャンスをもうすこし実りあるものにしたい、 惜しくも負けてしまった高校球児が甲子園の土を持って帰る、あの心境のように、できれば、なにか記念になるようなものがあれば持って帰りたいという、一方的かつ、かなり身勝手な願望がガラガラと音をたてて崩れ落ちた。

 

 

   『ヴァンハル通り』のプレート
   『ヴァンハル通り』のプレート

 

 

おもちゃが欲しいとだだをこねている幼稚園児のように(園児の皆さんごめんなさい)あきらめが悪く、生家の周りをウロウロして探したのだが、

結局、ヴァンハルに関するものは、生家の前の通りがヴァンハル通りという名前になっているのと、その生家に貼られているプレート一枚のみだった。

 

 

 

拍子抜けしたのと同時に、妙に冷静になった。

 

 

家の周りには広大な平原が広がる
家の周りには広大な平原が広がる

 

 

そ、そう。ヴァンハルって考えてみたら、モーツァルトやベートーベンとちがって、そんなに有名な作曲家じゃないもんね。(By 名古屋弁)

 

でも、コントラバス弾きにとっては大切なレパートリーだからね。

 

ヴァンハルさん、この思い出は大事にします。(まだコントラバス協奏曲が頭の中には流れている・・・・・・)

 

生家の近くにはこんなカワイイお城があった
生家の近くにはこんなカワイイお城があった

 

 

ヴァンハルの生家に向かい、そう心に強く誓ったのであった。

 

そして、ヴァンハルの生まれ故郷『ネハニツェ』を後にしたのであった・・・・・・・。

 

 

 

(駄文を最後まで読んで頂きありがとうございました)